たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

日創プロニティ(3440)

当社は僕のポートフォリオでは唯一の福証銘柄ですが、その中でも新興市場Q-Boardの銘柄です。事業内容は建築材料の金属加工、ゴム加工が中心で、材料仕入から最終加工まで加工のサプライチェーンを一元化した「オールインワン加工体制」を構築しているところに特徴があります。平成27年8月期まではメガソーラー用架台の受注が急増し、業績が急拡大してきましたが、大型案件は電力会社と発電事業者間の系統接続の遅れが生じ、また大型案件を中心に採算の悪化もあり、平成28年8月期の売上高は4,270百万円と前期比43.5%減と大幅に減少してしまいました。それでも利益は黒字を確保していて、実績EPSが54.6円に対して1株当たりの配当金は30円と無理なく高配当を続けています。

 

当社の平成28年8月期から平成30年8月期までの中期経営計画では最終年度の売上高70億円、営業利益7億円を目標に掲げています。当初の売上高の目標は100億円となっていましたが、事業環境の変化を反映して、70億円に下方修正されたという経緯があります。また、3年間で50億円を上限とした戦略投資を実施するとしていますので、今後M&Aによる成長戦略に期待が持てます。

 

当期の業績予想は、売上高が5,500百万円(対前年+28.8%)、当期純利益371百万円(対前年▲4.7%)と増収減益となっていますが、予想PERが52.07円に対して予想1株配当金が25円と、余力を持ちながら高配当が維持できそうなので、ここから大きく業績が崩れることなく、高い配当利回りで持ち続けながら、今後の戦略投資による成長戦略も楽しみにできるのではないかと思っています。

 

主な指標(3月10日時点)

株価 583円

時価総額 43億円

予想1株配当金 25円

予想PER 11.59

実績PBR 0.56

予想配当利回り 4.29%

*データは四季報オンラインより引用

 

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