たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

日本フェンオール(6870)

 

当社は、1961年米国FENWAL社、三井物産、日本電熱の三社の合弁会社として設立されました。その後1988年に外資持分を買い取っています。1996年に店頭公開、2004年ジャスダック上場を経て、2015年12月に東証二部に上場しています。この間、合弁は解消されています。

 

当社の事業は、防災設備・感知機器のSSP部門、温度調節機器・温度センサのサーマル部門、医療機器のメディカル部門、プリント基盤実装組立品のPWBA部門から構成されています。このうち、売上高が最大なのがPWBA部門ですが、2015年12月期をピークに減収が続き、会社全体の売り上げもまた大きく減少しています。そのため、PWBA部門では希望退職者を募集しています。メディカル部門も2016年12月期は大きく減少しましたが、2017年12月期は持ち直す見込みです。

 

2月22日に発表された「中期3ヶ年経営計画」では、最終年度である2019年度の売上高が2016年度の水準を超えることができない計画となっていることから、当面は合理化による利益率の向上に期待をしたいところです。営業利益率は2016年度の9.1%に対して、2019年度の目標は11.4%とメーカーとしては比較的高い水準であり、財務面も実質無借金で健全であること、配当性向は28%と低い水準であることから、減配リスクは低く、高配当株として長期保有に適しているのではないかと思います。

 

主な指標(4月7日現在)

株価 1,307円

時価総額 77億円

予想1株配当金 52円

予想PER 7.00

実績PBR 0.75

配当利回り 3.98%

*データは四季報オンラインより引用

 

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