たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

大和証券グループ本社(8601)

大和証券グループ本社(8601)は野村ホールディングス(8604)に続いて独立系の総合証券会社としては第2位のポジションですが、野村営業収益が17,155億円であるのに対して、当社は6,164億円と、大きく差を付けられています。さらに、個人取引はネット証券へシフトし、法人取引は銀行系証券が台頭したことで、事業環境は大変厳しいと言えます。

 

そんな当社の事業構成ですが、2017年3月期決算のセグメント別潤営業収益を見ると、リテール部門が1,880億円、ホールセール部門が1,828億円とリテール部門とホールセール部門がほぼ拮抗しています。その他、アセット・マネジメント部門が464億円、投資部門が157億円と続いています。

 

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*当社会社説明会資料より

 

中期経営計画では、2020年に向けて経営ビジョンとして「日本及びアジアの資本市場の発展をリードしお客様に最も選ばれる総合証券グループ」を掲げ、数値目標としてROE10%以上、固定費カバー率75%以上を掲げています。証券会社という性質上、どうしても業績がマーケットの変動に大きく影響を受けることになるため、当社は業績予想を発表していませんが、業績を安定化させるため、投資信託やラップ口座サービスなどのストックビジネスを強化して安定収益に割合を高めようということのようです。

 

2018年3月期第1四半期決算は、2期連続で減益となっています。そのため決算発表以降は大きく株価が下がりました。当社は業績予想や配当予想を発表していませんので、四季報予想での判断になりますが、指標的には買える水準ではないでしょうか。ただ、四季報予想も8月29日付で下方修正されていましたので、最小単位の保有で様子を見ようと思います。

 

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主な指標(9月1日現在)

株価 611.0円

時価総額 10,383億円

予想1株配当金 24円

予想PER 11.17

実績PBR 0.82

予想配当利回り 3.93%

*データは四季報オンラインより引用

 

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