たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

そろそろ日本は真剣に安全保障について考えるべきではないでしょうか?

北朝鮮6度目の核実験をしたというニュースを受けて、今日も株価は下落しました。また、そんな短期的な市場の動きはともかく、そろそろ日本は真剣に安全保障について考えるべきではないかと最近強く感じるようになりました。

 

北朝鮮のミサイルが日本上空を通過しようが、核実験をしようが、残念ながら今の日本ができることはほとんど何もありません。いくら厳重に抗議したところで、金正恩にとっては何の影響もありませんし、いくら各国で連携して経済制裁をしたとしても、各国がそれぞれ思惑を持ってやっているのであって、それぞれの国が自国の国益を優先すれば、必ずどこかに抜け道ができてしまいます。国際紛争を話し合いだけで解決できるなどということは幻想にすぎず、話し合いで解決できるとすれば、それは背景に強大な軍事力があってのことです。

 

今の日本は、たとえ北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射しようとしていたとしても、それだけでは何もできず、発射されてはじめて迎撃という行動がとれます。つまり、銃口を向けられても、撃たれるまで何もできないような状況です。これは、現行憲法の解釈でかろうじて保持している自衛隊という戦力に課された、専守防衛という現実離れした制約のためです。

 

憲法を護ろうと主張する人々は、日本が戦後72年間に亘って平和を享受できたのは憲法9条があったからだと言いますが、日本が戦争に巻き込まれなかったのは、日米安保があったからであり、日本に米軍基地があったからではないのでしょうか。それも、アメリカの国益に沿った範囲でのみ有効だと考えるべきでしょう。誰もただで他国民を救うために自国民を犠牲にすることはないでしょう。

 

そろそろトランプ大統領がツイッターで何を言ったかよりも、些末な揚げ足取りで政権批判をするよりも、日本の安全保障のあり方について、現実的な視点から真剣に議論すべきではないでしょうか。最近のマスコミのくだらない報道を見て、とてももどかしい気持ちになり、ちょっと感情的な文章になってしまいました。