キヤノン(7751)の2017年12月期決算が本日(1/30)発表されました。結果は、売上高が前期比+19.9%、当期純利益は前期比+60.6%と大幅な増収増益となりました。ただ、第3四半期と比べると勢いが鈍化しています。
昨年10月24日に修正された業績予想に対しては、売上高は上回ったものの、利益は未達に終わりました。
<2017年12月期業績予想(10月24日発表)>
営業利益の増加に対する各セグメントの貢献を見ると次のようになります。第3四半期と比較すると、オフィス部門が失速していますが、これは第4四半期にのれんの減損損失を33,912百万円計上したことによるものです。
通 期 第3四半期
オフィス +11,162百万円 +32,497百万円
イメージングシステム +31,500 +24,181
メディカルシステム +22,505 +17,565
産業機器その他 +49,340 +36,401
消去又は全社 ▲3,711 ▲6,899
営業利益 +102,613 +103,745
期末配当は予想通り85円で、年間配当は160円です。本日の終値が4,243円ですので、配当利回りは3.77%です。なお2018年12月期は未定となっています。
2018年12月期の業績予想は増収増益となっています。これくらいのペースで確実に利益を伸ばして増配してくれれば、長期投資家にはありがたい銘柄だと思います。