高配当株投資では、配当利回りの高いものから順にリストアップして、業種や特殊要因などから投資対象に適さないものを除外していくことで、銘柄を選定していました。そのため、大した分析は必要ありませんでしたし、結果として、誰もが知っているような銘柄になっていました。
しかし、割安高成長株投資となると、そう簡単にもいきませんので、実績のある個人投資家の方々のブログや本などを参考に勉強をして、自分なりの方法論を確立するよう試行錯誤をしています。
今のところは、四季報から2期連続で売上高が10%以上増加することが期待できる銘柄で、PERが40倍以下の銘柄を中心に、監視銘柄として約70銘柄をリストアップしています。
監視銘柄については、過去5年分の決算数値や四半期決算の進捗、B/S情報、キャッシュフロー、過去5年間の株価の変動を簡単にまとめて、定量的な分析をしています。定量分析によって信用リスクの高そうな銘柄は除外し、期待EPSと期待PERから期待株価を算出します。期待株価のできれば50%、高くても70%の水準以下のところで買っていきたいと考えています。
先週で決算発表をシーズンはひとまず終了しましたが、悪くないと思える決算でも、一時的に大きく売り込まれて、その後短期間で回復するという動きがよく見られました。エボラブルアジア(6191)やプレミアグループ(7199)は大した金額ではありませんが、決算発表後の下がったところで買えたので、利益を得ることができました。以前記事の中で触れたFPG(7148)なんかも同じパターンですね。地合いにもよるとは思いますが、事前にしっかり準備をしておけば、短期間でそこそこの利益を確保することができそうに思えます。
一方、ボラティリティの高さに正直怖くなりました。小型株中心の高成長株では、決算を跨ぐことが大きなリスクでもあります。そうしたボラティリティを無視して成長性に賭ける長期投資でいくのか、数日から数週間のスイングトレードでいくのか、まだまだ値動きに翻弄されながらスタンスがブレ続けています。
上達するためには自分を変えなければいけないのか、自分が変わらないからこそ自分に合った投資スタイルを追究しなければならないのか、永遠の課題のように思います。