この週末にいろいろ考えて、本日大幅に銘柄を入れ替えました。ポイントは、割安成長株投資が迷走していることや、保有株以外でも高配当株のパフォーマンスが悪く、高配当利回りの銘柄が溢れていることを踏まえて、これまで割安成長株投資の枠として考えていたポートフォリオ全体の15%を高配当株にシフトしていくことにした点です。
高配当株投資に対して批判的な意見としては、配当利回りが高いのは将来の業績下方修正、減配を織り込んで株価が下がっているためであるとか、配当利回りが高い銘柄は成長投資の必要がないから株主還元に積極的であり成長性が低いといったものがあると思います。
それに、高配当株の代表的な銘柄であるJT(2914)、キヤノン(7751)などのパフォーマンスを見ると、いくら配当利回りが高くてもその何年分も株価が下落しているので、配当収入は焼け石に水に過ぎないと言えます。
それではなぜ高配当株にシフトするのか?
それは、しっくりくるから、ということしかありません。
日本株だけでも4千近い銘柄があり、その中で投資対象銘柄を絞り込むのは大変な作業です。元々は、小型株中心に成長性が高く割安な銘柄を監視銘柄として抽出して、後はチャートの形を見ながら数日から数週間のスパンで売買をしていこうと考えていました。
しかし、絞り込む作業も大変ですし、成長株の何を以って割安と判断するのかという迷いが消えることはありませんでした。それに、株価が急落した時、その銘柄のことを良くわかっていないと、損切りするべきか我慢すべきか確信を持って判断することができず、しっかりした軸のないまま、株価の変動に右往左往していました。
株式投資というものは、少なくとも僕にとっては迷いの連続ですが、高配当株であれば、対象銘柄が絞られますし、少々株価が下がっても、配当で年間4~5%の収益はあるわけですから、それだけでも心理的負担は軽くなります。その分、短期間で株価が何倍にもなることはほとんど期待できませんが。
それでも不確実性と向き合っていくなかで、大きな失敗をしないためには、メンタルが重要な要素になってくると思います。
ということで、本日は次のような取引をしました。
【売り】
4996 クミアイ化学
6178 日本郵政
6189 グローバルグループ
6294 オカダアイヨン
9437 NTTドコモ
【買い】
1407 ウエストHD(追加)
2174 GCA
3244 サムティ
5108 ブリヂストン
5411 JFE
7148 FPG(追加)
8053 住友商事
8725 MS&AD