当法人は2014年6月に上場した、まだ比較的新しいREITです。運用会社はインベスコ・グローバル・リアルエステート・アジアパシフィック・インクで、ニューヨークに上場してグローバルに展開する独立系運用会社インベスコ・リミテッドの子会社です。このインベスコ・リミテッドは世界で運用資産約8,348億米ドル、このうち不動産部門は661億米ドルとなっています。
当法人のポートフォリオ構築方針は、東京都心を中心とした大都市圏での大規模オフィスに重点を置いています。実際のポートフォリオは、用途別では14物件のほとんどがオフィスで、取得価格ベースで1,620億円と比較的規模が大きなものになっています。主な物件として、恵比寿プライムスクエア、品川シーサイドイーストタワーなどがあります。エリア別では、東京23区が66.0%、それ以外の東京圏が17.9%、その他が16.1%となっています。
<エリア別内訳>
分配金は、2017年4月期の実績が3,638円、2017年10月期の予想が2,879円となっています。本日(7/4)の終値は103,900円ですので、分配金利回りは年ベースで5.54%となります。都心のオフィス中心のポートフォリオですが、分配金利回りが比較的高いのが魅力ですが、その分物件の築年数が古いのが難点でしょうか。