年末に向けてまずは損出し
今年も残すところあと2週間となりました。普段はポートフォリオの時価評価しか見ていないため意識していませんでしたが、週末に実現損益を集計してみると、今年は約150万円の利益となっていました。
ポートフォリオ全体のパフォーマンスは配当収入を含めてもマイナスなので、意外と多くの実現利益があったのは、昨年から繰り越した含み益を実現させた結果なのでしょう。
現在多額の含み損を抱えていますので、本日は夢真HD(2362)、JT(2914)、エリアリンク(8914)の含み損を吐き出しました。これだけで137万円です。
含み損を吐き出すときは痛みを感じますが、その後は意外とスッキリするものです。含み損を示すマイナスの数字がいかに精神衛生上良くないかが分かります。長期投資で、一度購入したら株価の変動に一切関心がないというメンタルの強い人は別ですが、凡人は適度に含み損を処理しておいた方が良いと思います。
今年は迷いと葛藤の多い年でした
昨年はマーケットの環境が良かったこともあり、高配当株投資というスタイルを固めながらそれなりのパフォーマンスをあげることができましたが、今年は上下に動きながらジリジリと下げる嫌な展開で、マーケットの動きに翻弄されながら、投資方針がブレ続けていました。過去のブログの記事を読み返すと、恥ずかしい限りです。
特に、6月には中小型株を中心とした割安成長株投資を取り入れては挫折し、11月にはエナフンさんの本に触発されて、REITを全て売って長期目線の成長株投資を試みたものの、結局は株価の動きを見過ぎて短期目線になってしまい、マーケットが大きく動く度に銘柄を入れ替えてばかりいました。
日経マネーなどで成功された個人投資家の方の記事を読むと、自分も成功したいと思い、どうしても欲が出てきてしまいます。
でも感情を抑えつつ、自分ができることを見極め、メンタルに負荷をかけ過ぎないようにすることが、遠回りなようで実は株式投資で成功する近道なんだと思います。頭でわかっていてもそのように行動できないところをいつも反省しています。
来年に向けて
これまでの反省を踏まえて、来年に向けて次のような準備をしていきたいと思います。
①高配当株投資をベースに、マーケット環境に左右されない投資方針を固める
②できるだけ機械的に銘柄選択や残高調整を行う
③積極的にキャピタルゲインを狙う裁量枠を10%以下にする
④決めたルールの実効性を担保するための仕掛けを作る
③は厳格なルールだけだと株式投資がつまらないものになってしまいますし、自分のスキルアップのためにも、限られた金額であっても裁量的なトレードの枠は残しておきたいところです。
④は、ルールを守れない最大の要因は株価を頻繁に見て余計なことを考えてしまうことにあると反省して出てきたものです。例えば、平日は株式投資以外のものに時間を使うとか、あえて使い勝手の悪い証券会社を使うといったことが考えられます。
反省すべき点は反省しつつ、これからしっかり準備をして、新たな気持ちで新年を迎えたいと思います。